歯科に関するQ&A(歯石・ホワイトニング)
投稿日: 2016年12月15日 カテゴリ: ホワイトニング, 歯周病, 歯石除去
今日は歯科に関する素朴な疑問について、まとめてご案内いたします。
Q、歯石がたまっているのですが、どうしたらよいのですか?
A、歯科医師や歯科衛生士に歯石を除去してもらいましょう。
虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は、唾液や血液の成分を吸って、約48時間で歯石となります。歯石になってしまうと歯磨きでは除去ができません。また歯石の表面はざらざらしており、さらにプラークがつきやすくまた歯周病の原因菌を封じ込めてしまいます。
プラークと同じように歯石は歯周病の原因となっているのです。よって歯石は歯から完全に除去する必要があります。
歯科医師や歯科衛生士は、目に見えている歯石はもちろん、ご自身では絶対に取れない歯ぐきの下の頑固な歯石まで見つけ出して排除するエキスパートです。歯石の付着量にもよりますが、一回で取れない場合は数回通院して完全に除去しなければなりません。
歯石が付けない一番の予防法は歯石になる前のプラークを歯磨きできちんとていねいに磨きとることになります。
Q、ホワイトニングの効果はどれくらい続きますか?どんな手入れをしていけばいいですか?
A、個人差がありますが効果は半年~3年くらいです。
ホワイトニングで得た白い歯、せっかく歯が白くなったのだからできるだけこの状態を長く保ちたい、と考えるのは当然のことです。しかし人は食事を含めて通常の生活を送っていると、時間の経過とともに歯がくすんで来たり再着色したりして、徐々に後戻りをする傾向が出てきます。ですのでこの現象はネガティブではなく、当たり前のこことして受け止めてください。
後戻りするとはいえ、100%戻ってしまうのではなく30~70%の戻りですので白くよみがえらせることは比較的容易です。定期的なメンテナンスを行えば多少の後戻りであれば1~2回で簡単に復元できます。
手入れはやはり毎日の確実な歯磨きになります。
次回は小児歯科と口臭についての疑問にお答えいたします。