高知市の皆さまへ 局所麻酔について
投稿日: 2016年04月23日 カテゴリ: 局所麻酔
歯科でのむし歯治療は、むし歯部分を削り、除去する治療が一般的な治療です。むし歯部分が神経(歯髄:しずい)まで達していると歯茎に麻酔注射をする必要が有ります。この注射を正式には局所麻酔と呼んでいます。
局所麻酔は、むし歯が有る歯の歯茎に麻酔薬を作用させて一時的に感覚を無くさせる方法です。歯科治療を嫌がる理由の多くは治療が痛いからと言う事で、局所麻酔は歯科治療での痛みを和らげる為に必要不可欠な手段です。
局所麻酔薬の多くは、麻酔効果と安全性を高めるためにアドレナリンという物質が含まれていますが、高血圧や心臓疾患のある患者さんにアドレナリン入りの麻酔薬を使用すると、血圧が上昇する・動悸といった症状が現れるケースが有ります。
これらの症状は殆どの場合安静にすれば直ぐに治まるものですが、症状が有る場合は必ず歯科医師に症状を伝えて下さい。
アドレナリンを含まない麻酔薬も開発されています。
高血圧や心臓疾患のある患者様は治療の前に必ず伝えて下さい。
また、現在用いられている局所麻酔薬は安全性は高くアレルギー反応を起こすことは極めてまれですが、麻酔注射後に気分が悪くる原因の多くは過剰な緊張や不安がもたらす精神的反応が殆どです。