高知市の皆さまへ インプラント治療の流れ
投稿日: 2016年02月19日 カテゴリ: インプラント
以前にもご案内致しましたが、
インプラントとは、歯を虫歯や歯周病、外傷などで失った場合に、歯を失ったところに歯の根っこにあたる部分を埋入し、その上に人工の歯(ブリッジやクラウン)をかぶせる治療方法で、手術によって埋め込まれたインプラントは、骨になじんでしっかりと固定され(オッセオインテグレーション 英語: Osseointegration)、自分自身の歯に近い噛み心地を取り戻せます。
天然歯とほとんど変わらない機能と外観を回復するインプラントが注目されています。 虫歯や歯周病などで歯を失った箇所にはインプラントによる修復が最も望ましいと言われています。
歯を失った所にインプラントを入れる事で、ブリッジのように両隣の歯や他の残っている健康な歯に負担をかける事はありません。
これが他の修復法(入れ歯やブリッジ)と「インプラント治療」の違う大きな利点です。!
インプラント治療には、骨としっかりくっつける(オステオインテグレーション)ための期間が必要であることと、骨の量が十分にあること、骨の質に問題がないこと、骨粗鬆症・糖尿病・高血圧症などの全身的な問題がないことが前提になります。
インプラント治療の流れ
インプラント治療を行う前に、現在の歯の状態や、顎の骨格や骨の硬さ、かみ合わせはなどを正確に確認するためには最初にレントゲンやCTスキャンなどを使い、口腔環境や骨格を確認します。
その後、手術内容の確認や治療法、料金、通院期間などの今後の予定を患者様と打ち合わせし、治療を開始します。
また、検査結果によってはインプラント治療ができない場合もございます。
- 1次手術
まずはじめに歯の土台となるインプラント(人工歯根)の埋め込み手術を行います。
歯ぐきを切開して、インプラントを埋めるためにアゴの骨を削ります。
局所麻酔により痛みはほとんどありませんが、アゴの骨を削るため多少の違和感はあります。痛みが不安な方にはさまざまな麻酔法が用意されています。手術時間は1~3時間程度で入院などは必要なく、その日から日常生活をおくれます。
- 定着期間
1次手術の後、約3~6ヶ月ほど時間をかけてインプラントが骨としっかり結合して定着するのを待ちます。
その間は、消毒や抜糸および状況確認のために何度かご来院していただきます。
- 2次手術
インプラントが定着したのを確認したところで、再度歯ぐきを切開し、埋め込んだインプラントの頭を出し、「アバットメント」と呼ばれる連結部分の装着手術を行います。手術時間は約1時間程度です。
- 人工歯の装着
歯ぐきがキレイに治ったのを確認し、人工歯の型取りを行います。
歯の形や色、歯並びを確認しながらインプラントの上にかぶせる人工歯を作ります。
2次手術から約1~6週間後に人工歯をかぶせてインプラント治療は完了です。