高知市の皆様へ 「親知らずの病気」について
投稿日: 2016年02月15日 カテゴリ: 親不知
「親知らずの病気」についてご案内させて頂きます。
智歯(親不知)、その周囲は歯ブラシが届きに為、どうしても磨き残しが多くなり、むし歯や歯の周囲の炎症を起こしやすくなります。
智歯が痛むのはむし歯がひどくなった時と周囲組織に炎症が生じた場合です。
むし歯の場合には歯が黒くなって崩れたり、穴が開くような変化を伴いますが、歯肉は正常なことが多く、鎮痛剤で痛みは軽減しますが、歯の神経の処置をしない限り鎮痛剤の効果は一時的なもので、再び痛み出すので適切な治療を受ける必要があります。
さらに、ひどくなると智歯の根の先端から骨に細菌性の炎症が起こり、歯肉にも炎症が起こりますので、鎮痛剤で痛みを抑えるばかりでなく、骨の炎症をおさえる様な抗菌剤も必要になります。放置する事により骨の炎症も広がり、入院が必要となる場合もあります。