高知市の皆様へ 「親知らず」について
投稿日: 2016年02月13日 カテゴリ: 親不知
親知らずの名前の由来
一つ目
親知らずが生え始める頃に親元を離れる時期に重なり、両親は歯の生えた事を知らないために、親は知らないが親知らずという説です。
二つ目
永久歯は乳歯が抜けた後に生えてくる歯で、永久歯が乳歯の「親」と考えると、親知らずには、対応する乳歯がないので、親がない歯ということで親知らずと命名されたという説です。
親知らずの特徴
親知らずは、「智歯:ちし」あるいは「第3大臼歯」とも呼ばれています。
通常、智歯は上下左右4本が生えてくるとされていますが、欠損している人や、必ず4本生えてくるとは限りません。
個人差がありますが20歳前後に生えてきますが、早い人では高校生から生えてくることも有ります。
智歯は歯列の最後方に位置し、歯が生える場所が不足すると、萌出(ほうしゅつ:歯が生えること)が正常な方向でなく不自然な状態になります。
真横や斜めになり、骨に完全に埋まっていたり(完全埋伏:かんぜんまいふく)、あるいは大部分が骨に埋まり、一部だけが歯肉から出ているような状態もあり、上あごより下あごの智歯によく見られる傾向です。
このように、必ずしも他の歯と同様に上下揃って萌出するとは限りません。むしろ上下の智歯が噛み合っていない事が一般的です。