高知市の皆さまへ 「歯がしみる場合」について
投稿日: 2016年02月12日 カテゴリ: 歯がしみる
「歯がしみる場合」についてご案内させて頂きます。
歯がしみる と訴えられる患者様がおられます。
一般的に、歯に異常を感じる症状や感覚が、「冷たいものが歯にしみる」という症状だと思います。
歯が冷たいものが歯にしみるようになると、「むし歯ができてしまったかもしれない」と考え、歯医者へ足を運ぶとことになります。
そして診察の結果「むし歯ではなく、知覚過敏でしょう」と診断を受けることも少なくな有りません。
当院では24時間予約システムを導入していますので、先ずは予約して頂きご来院下さいませ。
歯がしみるという現象は、象牙質の表面に伝わった刺激を象牙細管と呼ばれる象牙質内のトンネル状組織を経由して、
歯髄(しずい:歯の神経組織)で感知し、さらに脳へと伝わることから生じるものです。
つまり、象牙質の表面に何らかの刺激が加わり、それが歯髄へと伝われば、歯がしみるのです。
むし歯で歯がしみる場合は象牙質のかなり深いところまでむし歯が及んでいることが疑われます。それ以外にも歯周病や歯ブラシの不適切な使い方で、歯ぐきが痩せて歯根が露出してしまった場合や、強い噛み合わせの力が繰り返し歯にかかり続けることで、歯と歯ぐきの境目付近に強いひずみの力が生じ、歯の根元部分が削れてしまった場合には歯がしみる、いわゆる象牙質知覚過敏と呼ばれる症状が見られます。
歯がしみるようになった場合、まずはむし歯が原因か、それ以外の原因なのかを見極めます。もし、むし歯であれば適切な治療を行い、知覚過敏であれば、歯の表面から刺激が加わらないような薬剤や材料を塗りながら、様子を診て経過観察します。
歯ブラシの力が強かったり、強い食いしばりや噛みしめ、歯ぎしりがある場合や、酸性飲料などを習慣的に飲んでいる場合には、これがしみる原因になっている場合もあります。思い当たることがあれば先ずは当院で受診して下さい。
適切なアドバイスや治療をご案内させて頂きます。