高知市の皆様へ 「ブリッジの治療の特徴」について
投稿日: 2016年01月31日 カテゴリ: ブリッジ
今回は、「ブリッジの治療の特徴」についてご案内させて頂きます。
ブリッジは失った歯の両隣りの歯を利用して橋渡しをする様に人口の義歯をつけて機能を回復させる治療法です。
ブリッジ治療は保険診療と自費診療で行われます。
保険適用では、連続して2歯まで歯を失った場合、ブリッジを被せる土台の歯に、最低2年間は問題が出ないと診断された場合等の制約があります。使用材質は硬質レジン(樹脂)前装冠が一般的で、これは表面のみ白いプラスチック製で銀色の被せ物が用いられます。
一方、自費診療で使える材料としてメタルボンド、オールセラミック、オールジルコニア、ハイブリッドセラミックなど素材は豊富です。
特徴
ブリッジは、補う歯の数が多いほど、橋脚になる両隣の歯にかかる負担が大きくなります。
治療で補う歯は1本か2本程度が理想です。
優れているポイントは、差し歯より安定性が高く、噛む力も天然の歯の8割ぐらいが保たれ、噛み心地も悪くありません。
ブリッジ治療が行える条件
・抜歯などで無くなった歯の両隣に歯があること
・橋脚になる歯は健康でること
むし歯でボロボロになった歯や、歯周病でグラグラの歯では、ブリッジを適用する事が出来ません。
橋脚になる2本の歯は、クラウンを被せる時と同じように、削って形を整えます。
健康な歯をわざわざ削るデメリットが有ります。これが、ブリッジの最大の問題点です。
歯を削ると、歯の寿命が短くなります。最近のむし歯治療では「削らない」方向にあるなか、時流に遅れている感が否めません。
最近ではこの間題を改善する選択肢として「接着ブリッジ」が開発されています。
なお「インプラント」では両隣の歯を削ることは有りません。