高知市の皆様へ むし歯菌の代表はミュータンス菌です!
投稿日: 2015年10月16日 カテゴリ: ブログ, ミュータンス菌, むし歯
むし歯は細菌に侵されてかかる疾患です。
その細菌の代表選手がミュータンス菌で、生まれたての赤ちゃんの口のなかには存在しないのが一般的です。
しかし、1歳半~2歳半頃の乳歯が生えそろい始めた頃にむし歯に侵されるケースがあります。
原因は勿論ミュータンス菌です。
これはミュータンス菌を持っているご両親などが口移しで食べものを与えたり、同じ食器や箸、スプーンを使ったりすることが原因とされています。
ミュータンス菌が歯に付着し歯垢(プラーク)をつくり、食べ物の中に含まれる糖質(とくに砂糖)を代謝し、歯垢内部で酸をつくります。この酸が歯の成分であるカルシウムやリンを溶かすことでむし歯が発生します。
ミュータンス菌はグルカンというネバネバした物質を生産し歯の表面を覆うエナメル質に付着させ住処を作り、他の細菌と共存しながらさらにむし歯を拡大して行きます。
この細菌の住処が歯垢(プラーク)と呼ばれています。