高知市の皆様へ むし歯の基礎知識のご案内
投稿日: 2015年10月11日 カテゴリ: ブログ, むし歯
最近の子供さんはむし歯が減少しています。
これはむし歯予防意識の高い世代のご両親に育てられたための結果と言えます。
成人や年輩の方では逆に増えています。特に高齢者(65歳以上)でその傾向が著しくなっています。
むし歯は、口のなかにすんでいる細菌がつくり出す酸により歯が溶ける病気で、歯科では「う蝕(しょく)」と呼んでいます。
以前からむし歯は、「むし歯菌」・「歯の質」・「糖分」の3大要因が重なった時にでき、むし歯菌が多く、歯の質が弱く、糖分をよくとる人は、むし歯になりやすいと考えられてきました。
しかし、この3大要因の影響度は個人差が大きく必ずむし歯になるわけではなく、最近はこの3大要因に加えて唾液の性状や分泌量、飲食回数、糖分とむし歯菌(ミュータンス菌)が歯についている時間などの要因と考えられています。
ただ、3大要因が揃っていても日々の生活習慣や虫歯予防のケア次第でむし歯は防げますので、食後はしっかりと歯磨きを行いましょうね。