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高知市 木口歯科医院
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高知市の皆様へ 妊娠・出産との関わり

投稿日: 2016年08月29日 カテゴリ: むし歯, むし歯予防, 小児歯科, 歯周病

こんにちは!前回は歯周病と思春期との関わりについてお伝えしました。
今回は歯周病になりやすい3つの時期のひとつである妊娠・出産との関わりをお伝えします。

妊娠と歯周病
妊娠期は女性ホルモンの分泌がかなり増えます。妊婦さんのお肌はスベスベしていて、とてもきれいですよね。
これは女性ホルモンがさかんに分泌されているからです。
ですが口の健康にとっては気をつけなければならない重要な時期です。
妊娠12~13週には妊娠初期に比べ、歯周病菌であるプレボテラ・インテルメディアという菌が5倍にも増加するので、歯肉炎や歯周炎になりやすくなります。
つわりも口内環境を悪化させる一因で、歯磨きが十分にできず、食欲も唾液量が減り、自浄作用が低下しているので、プラークdaedec44f9adb45aa5f70e0598a8d3c6_sコントロールがついおろそかになりがちです。
歯周病にもむし歯にもなりやすく、そのうえ、歯周病菌が5倍になってしまう。しかも妊娠中の歯科受診については、不安に感じられる方も多いでしょう。
かかりつけの歯科医がないと、妊婦さんはつい受診せずに過ごしてしまいがちです。受診時期を逃して重症になってしまう方もなかにはおられます。
歯周病の妊婦さんの場合、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす事がわかってきており、早産・低体重児出産のリスクが7.5倍にもなるという報告もあります。

母子感染
生まれた赤ちゃんはむし歯菌を持ってません。ではどうしてむし歯になってしまうのでしょうか。
実はむし歯菌も歯周病菌も周りの大人が自分の箸で食べ物を与えたり、キスをするなどでお子さんに移ります。とくにむし歯が多いお母さんの場合は、お子さんも虫歯が多いケースが多くみられます。
ですが食べ物を与えたり、キスをしたりするといったスキンシップを禁止するのではなく、お母さんをはじめ周りの大人が口内環境を整え、むし歯の原因である菌を減らし、むし歯にならないように心がけるようにしましょう。
ご自身の健康のためだけでなく、生まれてくるお子さんのため、ご家族のためにもお母さんのお口の健康は大切といえます。

日ごろから口の中を清潔に保ち、妊娠前に治療をすませておけば、防ぐことは十分できます。
また妊娠中でも歯周病の治療は可能ですので、妊娠中は特に口の中を清潔に保るように心がけ、4~8カ月の安定期に治療を受けることをお勧めします。


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